データ集計をどのような方法で行っていますか?測定した長さ等をExcel にキーボードで入力したり、コピー&ペーストを行ったりしていませんか?DWG ファイルはデータの集まりです。効率よくデータ集計をする手順を学びましょう。本クラスでは、まずブロック属性について学習します。扱いが難しいと耳にすることもあるブロック属性ですが、作成や再定義方法は手順が決まっています。ブロック属性の特徴を理解し、集計結果をAutoCAD の表にしたり、Excel ファイルに書き出したりする方法を習得しましょう。また、書き出したテキストファイルをメモ帳などで編集し、更新する方法も紹介します。そして、ダイナミックブロックやフィールドを使用することによって、様々なデータ集計を行うことが可能になります。「図面からデータ集計をする」のではなく、「データ集計を考えて図面を作成する」、AutoCAD の機能をフルに活用して下さい。
画層はAutoCAD で作図を行う上でかかすことのできない機能の1つです。本クラスでは、画層を使いこなすためのさまざまなポイントを概念から応用まで幅広く解説します。はじめに、画層とは何か、従来の画層のイメージとは別な観点から画層の概念を説明します。そして他のCAD とは異なるAutoCAD の画層の特長や特性、使用におけるルールについて学習します。また、AutoCAD には画層に関連する多くのコマンドツールが用意されています。これら機能についてもその使用方法やヒント、アイディアを紹介します。さらに、画層は印刷・出力に対して大きな影響を及ぼします。画層に関してCAD標準を遵守するための画層標準や一時画層などの管理機能についても習得します。
オートデスク コンサルタント
井上 竜夫 氏
オートデスク認定コンサルタントとして、コンサルティング、トレーニングおよびトレーニングマテリアルの開発に勤しんでいる。AutoCAD R12J の頃より代理店でのインストラクタやトレーニングマテリアルの開発に携わる。その後、独立して会社を設立。代表取締役としてAutodesk製品の教育、コンサルティング関連のビジネスに関わった後、再び独立して現在に至る。
AUJ 2009では、「カスタマイズで作図時間を短縮」をテーマにユーザインターフェイスのカスタマイズ全般を浅く広く紹介しました。今回は、新旧ユーザインターフェイスの代表であるリボンとツールバー、どちらが使いやすいのかをユーザの立場で検証してみました。パワーユーザの多くが悩みながらツールバーを使い続けているようですが、カスタマイズ方法(自分専用のパネル/ツールバーを作る)、使用方法(リボン/ツールバーの比較)、特徴(リボン/ツールバー固有の機能)などについて比較して、どちらが便利でお勧めか自分にあったカスタマイズで作図を快適にしてください。
有限会社アド設計
伊藤 ゆみ 氏
2000年アド設計入社。 土木設計事務所勤務、フリーの設計業務を経験。現在の業務はおもにAutoCAD のカスタマイズと教育、AutoCAD はGX5 からのユーザ。AutoCAD LT用サンプルメニュー「アドメニュLT98~2010」を作成。著書に『AutoCAD大事典』(エクスナレッジ社刊、共著)、『はじめての AutoCAD LT2002 建築設計編』(技術評論社刊)など。
建築確認申請図面をAutoCADで作成する例を取り上げます。 配置図はスキャナでとったPDFを貼りつけます。部材リストはExcel から、仕様書はWordから、計算ソフトの出力もDWG に貼りつけます。Autodesk Revitで作られたDWG図面も使います。AutoCAD 以外のソフトウェアも使って、今までの2倍の効率で確認申請図面を仕上げる方法を学習します。
印刷とレイアウトで作業を効率化する方法を紹介します。
ページ設定の基本から、「マルチシートDWF パブリッシュ」を使った連続印刷の方法や、標準設定の「DWG to PDF」を使用した画層情報を含むPDF ファイルの作成方法、印刷・ファイル管理・作図に便利なレイアウト(シート)の設定方法などについて紹介します。(「マルチシートDWF パブリッシュ」は、2009バージョン、PDF ファイル出力の機能は2010バージョンから追加されています。)
住友電設株式会社
情報通信システム事業部 事業企画部 CAD室 主査
桑原 加奈子 氏
Autodesk University Japan 2009に講師として参加。2005年、AutoCAD 2006 ダイナミックブロックコンテストにて、ブロックシリーズ部門で『ベストテクニック賞』を受賞。現在、CAD マネージャとしてCAD 作図作業の効率化、標準化に積極的に取り組む。AutoCAD を本格的に使い始めたのは、AutoCAD 2002、オートデスクユーザ歴は9年。
ツールパレットを使用して、寸法、表、ブロック、ハッチングなどさまざまな作図ツールを整理することができます。ツールパレットは、リボンに似ていますが、ツールパレットにしかないさまざまな便利な機能があることをご存知でしょうか。本クラスでは、作業効率の向上に役立つツールパレットの使用方法を紹介します。
※クラス内容、講師等につきましては、予告なく変更となる場合がございます。クラス会場内での撮影および録音はご遠慮ください。