Autodesk University Japan 2008 開催レポート

AutoCAD クラス編

AutoCAD クラス編は、ADSK プランニング設計課に所属する入社 5 年目の藍ちゃんと、その先輩の会話形式でお届けします!

藍ちゃん:「鷹野先輩と一緒に参加した AutoCAD クラスのレポートでーす。ユーザがユーザに教える形式なんて、珍しいですね。ユーザの視点で見ているので理解が深まりますね」
鷹野:「そうだね。コマンドの使い方だけじゃなく、チーム設計のための環境設定などの話もあるので、それも参加してみよう」

米国オートデスク Shaan Hurley

Shaan Hurley のブログ。AUJ の記事もさっそくアップされていました。

C-1:AutoCAD の未来を語る!
コンセプトから詳細までの設計統合ソリューションとは?

米国オートデスク エバンジェリスト Shaan Hurley

藍ちゃん:「先輩、エバンジェリストってなんです?」
鷹野:「製品の新しい使い方や考え方を広める、伝道師ってことだね」

藍ちゃん:「AutoCAD の未来を語るクラスなんてワクワクですね」
鷹野:「ちょっとまった。このクラスは、『秘密保持契約』が必要だよ。つまり、ここで聞いた内容はこの部屋の外では話せないので気をつけて!レポートにもかけないよ」

藍ちゃん:「面白かったですね。将来の AutoCAD の、あの機。。。」
鷹野:「藍ちゃん、ストップ、ストップ。それ以上話したら駄目だからね」

藍ちゃん:「そうでした。秘密保持でした。先輩、話せないのが苦しいです。たすけてー」
鷹野:「Shaan は、『Between the lines』っていうブログを持っていて、なかなか面白いよ」

AutoCAD 図面が簡単に手書き風に。
画層、ブロック、ビューポートの内容がそのまま使えるから簡単。スタイルはほかのプランに適用もできる。

出力サンプルを前にして、製品の魅力を語ってくれた。
有限会社アーキウィル石崎建築設計 石崎 友久氏

D-1:AutoCAD 図面をスケッチに変える簡単な方法は?

有限会社アーキウィル石崎建築設計(AUGI) 石崎 友久 氏

藍ちゃん:「この手書き図面は、味わいがあって素敵ですね」
鷹野:「これは手描きじゃないよ。Autodesk Impression で AutoCAD 図面を手書き風の図面に仕立てたもんだよ」

藍ちゃん:「そうなんだ。ミキちゃんの部署では、AutoCAD 図面にレタッチソフトを使って加工してるっていってたわ」

鷹野:「Impression なら AutoCAD の画層とブロック、ビューポートもそのまま使えるから、簡単にできるみたいなんだ。それにもとの AutoCAD 図面を変更すると自動的に修正できるんだって。すごいよね」
藍ちゃん:「複数の設計案を、同じスタイルで変換できるところもすごいですー」

鷹野:「本当は、サブスクリプション ユーザの特典みたいだけど、今なら AutoCAD 2009 には同梱(*)されてるんだって。うちの会社でもすぐに使えるよ」
藍ちゃん:「さっそく、ミキちゃんに教えてあげよう」

(*)2009年1月末までのキャンペーンです。詳しくはこちらから。

社内で CAD 標準化を進めるためのコツを伝授。
会社の事情は異なるので、コンサルの経験談が役に立ちました。「テンプレートが重要」「段階を追って」など、さまざまなノウハウを披露。

「社内標準のテンプレートを使ってますか?」ユニバーシティっぽいですね。

A-3:AutoCADの標準化は、どう進めればいいか?
CAD標準化導入コンサルの経験をもとに

オートデスク株式会社 コンサルタント 井上 竜夫

藍ちゃん:「先輩、うちの会社でも AutoCAD の標準化を進めないといけない時期ですよね」
鷹野:「部署間で図面の書き方が違うから、効率の悪さが目立つよね」

藍ちゃん:「そうなんです。標準化ルール決めてるのに守ってくれないんですよ」
鷹野:「うちの部署は、シートセットを使って標準化が進んでると思うんだ。でも、他の部署が問題でさ。CAD 標準のルールブックを渡すだけじゃダメだからね。他の部門もシートセットを使うといいんだけどね」

藍ちゃん:「やっぱり、テンプレートって大事なんですね」
鷹野:「段階を踏んで、少しずつ進める手法もわかって、すごくためになったよ」

藍ちゃん:「うちの会社でも、外部コンサルタントにお願いするのはどうなのかしら?」
鷹野:「各部門の要望を整理してもらうのに、外部コンサルはいいかもね」

藍ちゃん:「設定とマニュアルづくりだけでなく、使い方のトレーニングをやるのがポイントですね」
鷹野:「社内トレーニングは、いろんな意味で大変だから、いいかもね」

藍ちゃん:「先輩、オートデスク コンサルティング ブースがあるから、直接聞いてみましょうよ」

A-4:AutoCADシートセットマネージャで業務が変わる

有限会社アーキウィル石崎建築設計(AUGI ユーザ会) 石崎 友久 氏

藍ちゃん:「こっちもシートセットの話ですね。設計事務所の事例みたいですよ」
鷹野:「他の会社ではシートセットをどういう風に使っているか知りたいところだね」

「皆さん会社で、こんな現象が起きてませんか?」参加者の皆さんは、思い当たることがあるらしく、多くの方がうなずいていました。

藍ちゃん:「最初のところ、刺激的でしたね。私、何度もうなずいちゃいました。ほかの人たちも、みんなうなずいていましたよ」
鷹野:「他の部署とか、設計パートナーの状況が、目に浮かんだよ」

藍ちゃん:「設計を外に出した後のデータ回収って困るんですよね。設定や名称がバラバラだから、跡の処理がもう大変。人の図面をさわるのは神経つかいますよ」
鷹野:「シートセットは、CAD 標準を守るだけじゃなく、図面データを回収するツールとしてもいいんだよ」

藍ちゃん:「パートナーさんにも早くシートセット使ってもらいましょう。レイアウトを使ってないなんてパートナーは、もう。。。」

鷹野:「藍ちゃん、わが社の設計品質を維持するという重責が、君の両肩にかかっているんだよ。CAD マネージャ、がんばれ」
藍ちゃん:「先輩、任せてください」

AutoCADのトレーニングもカスタマイズも

藍ちゃん:「先輩、次はパソコン使ったトレーニングですね」
鷹野:「すぐに満席になっちゃったから、早めに登録しておいてよかったよ」

藍ちゃん:「テキストも充実してますねー」
鷹野:「トレーニングセンターがやっているクラスだからね」

藍ちゃん:「ハンズオンで、じっくり新しいこと吸収して帰りましょ」

AutoCAD のハンズオントレーニング コース内容。充実の 60 分で、皆さん大満足のようでした。さらに極めたい方は、ATC(オートデスク トレーニング センター)に足を運んでくださーい。

藍ちゃん:「とっても勉強になりましたね、トレーニングコース。さっそく、ミキちゃんたちにも教えてあげようっと」
鷹野:「AutoCAD の 3 次元機能のトレーニングも受けられるとよかったね」

藍ちゃん:「ほんとですね、他にも聞きたいのがいくつもあって、体がいくつあっても足りないわ」
鷹野:「カスタマイズのトラックもあって、特に AutoCAD の VBA 入門は聞いておきたかったよ」

藍ちゃん:「来年は、他の部門の人たちにも声掛けて、みんなで手分けして参加しましょう」
鷹野:「そうしよう。それじゃ、しっかり CAD 部会で報告しておこう」

藍ちゃん:「了解しました。レポートはお任せください」
鷹野:「頼もしいね」

藍ちゃん:「さーて、それじゃ、パーティ、パーティ!行きますよ、先輩」
鷹野:「。。。」

AutoCAD クラス参加の皆さんからのコメント
  • 業務で使えそうな操作を知って得した気分です。
  • 活用できそうなツールが多々あったので積極的に使ってみたいです。
  • 説明が丁寧でわかりやすく勉強になりました。今後いかしていきたいです。
  • もっとお聞きしたかった。時間がたりません。

全部のクラスをご紹介できないのが残念です。
来年、皆さんも一緒に、さらにパワーアップしたAutoCADのクラスを作りましょう!

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