Autodesk 3ds Max クラス編
Autodesk 3ds Max クラスでは、デザイン ビジュアライゼーションに携わるエキスパートの方々が講師を務め、さまざまな現場のテクニックが披露された。
受講者は、最近需要の高まるビジュアライゼーションに興味のある方々が参加。熱心にノートを取って普段では触れることのできないプロの皆さんの講義に聴き入っていた。クラスのテキスト、サンプルデータもダウンロード可能になっていて、復習もできるように受講後もサポートが万全。トータルで満足度の高いクラスだったようだ。
E-2:Autodesk 3ds Maxのアニメーションにチャレンジ!
スタジオハンド 吉田 博隆 氏 / 竹内 芙美 氏
E-2「Autodesk 3ds Max のアニメーションにチャレンジ!」の講師を務めたスタジオハンドの吉田氏・竹内氏は、通常はゲームのキャラクタームービーなどエンターテインメント業界の業務に携わっているのだが、そのノウハウを惜しみなく教えてくれた。
まず、3ds Max の最も基本的なアニメーションの設定やカメラやオブジェクトの動きを効率的に管理するテクニックが紹介され、さらに建築ビジュライゼーションに活用できる特殊効果として、風にゆれる木やカーテンを簡単に作る方法や花びらが舞うアニメーションの制作方法が公開された。
E-3:作業効率を劇的に向上させるMAXScript 超入門
フィールドジャム 林田 豪元 氏
E-3「作業効率を劇的に向上させる MAXScript 超入門」の講師を務めていただいたフィールドジャム 林田氏は、オフィス設計に関わるビジュアライゼーション制作のプロフェッショナル。
デザイン・設計段階からプロジェクトに関わることが多い林田氏は、3ds Max に搭載されているスクリプト言語「MAXScript」を使用し、オリジナルツールを作ることで、設計変更やクライアントの要望に柔軟に対応し、作業の効率化を図っている。
クラスでは、実際のプロジェクトで使用したオリジナルツールの紹介をしながら、実際の MAXScript の記述方法やスクリプトの各パラメータの解説が行われた。
E-4:mental ray でレンダリングマスター
ナカジマ デザイン オフィス 中嶋 朋広 氏
事前登録の多かった E-4「mental ray でレンダリングマスター」ナカジマ デザイン オフィス 中嶋氏は建築パース作成という業務に携わりながら、3D CG 導入コンサルティングや書籍などの執筆と幅広く活躍している方。
今回は、デザイン ビジュライゼーションには欠かせないレンダリングの授業ということで 3ds Max に搭載されているグローバル イルミネーション レンダラー「mental ray」のフォトリアルなビジュアライゼーションを行う際のテクニックが披露された。
E-5:CG作業を効率化させる環境構築/知って得する最新CG技術の紹介
オートデスク株式会社 宋 明信
オートデスクのエンジニア宋より、E-5「CG 作業を効率化させる環境構築/知って得する最新 CG 技術の紹介」が行われた。
3ds Max は、ゲームや映画などのエンターテイメント業界の 3D ツールとして古くから使われていて、その中で培われてきたテクニックやワークフローを建築ビジュアライゼーションのフローに取り入れることによって、効率的な制作環境の実現が可能になるというのがテーマ。
最新 CG 技術の紹介ということで従来のバンプマップによるテクスチャーの表現ではなく「法線マップ」というゲーム業界で使われているテクノロジーを使った凹凸の表現やオブジェクトをこねるようにモデリングする手法を採用したツール「Autodesk Mudbox」を使用して、ベッドのしわなどをリアルにモデリングする最新テクニックが披露された。
Autodesk Visualization Contest 2008
会場にて Autodesk 3ds Max および Autodesk Maya にて制作された CG コンテスト「Autodesk Visualization Contest 2008」の特設ブースが設置。投票が行われた。
今年のコンテストは Web による作品のオンライン応募・投票と同時に、会場には応募された 100 点を越える作品が展示され、来場された方々による投票が行われた。
ブースでは 241 名もの方々から投票があり、さらに Web の投票と合わせて集計され、12 月 8 日に上位入賞者が決定した。受賞作品はビズコンサイトでご確認を。
Autodesk 3ds Max クラスに参加の皆さんからのコメント